SilverRainファンサイト。船長(故)とその妹によるモーラット虐待系ブログ……ではないはず。
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……
……ゆっくりと目を開ける。
暗闇が広がっている。暖かな暗闇が。
やがて暗闇に目が慣れると、そこには馴染んだ寝姿が見えた。
……ゆっくりと目を開ける。
暗闇が広がっている。暖かな暗闇が。
やがて暗闇に目が慣れると、そこには馴染んだ寝姿が見えた。
次に、ゆっくりと四肢の感覚を確かめる。
腕も、足も、実に貧弱極まりない。
それ以前に、このまるまるとした身体。転がって移動した方が速いと思えるほどだ。
軽く屈伸し、思い通りに動かせる事を確認する。
強く力を入れると、火花が散った。
一瞬だけ明るくなる室内。
「……?」
部屋の主が、いぶかしげに辺りを見回す。
硬直。
……規則的な寝息が聞こえてきた事を確かめ、次の行動に移る。
ゆっくりと、音を立てないよう静かに机によじ登る。
――そして、自分のものである帽子を被った。
ふむ。意外な事に、ぴったりではないか。
自分の姿を想像し、その滑稽さにくすりと笑う。
さて。
明日、妹がこれを見たらどう思うだろうか。
俺は期待に胸……いや、胸と思しき部位を膨らませつつ眠りについた。
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朝。
私がベッドで目を覚ますと、傍らに居たはずのモーラットがいない。
枕代わりにしていたはずなのに、おかげでなんだか首が痛い。
この怒りをぶつけてやろうと、辺りを見回すと――モーラットが、窓から差し込む朝日を浴びて、自慢気にふんぞり返っていた。
兄の帽子を被って。
【モーラットは、キャプテンモーラットに進化した!】(ぇ
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