もう２月ですよ

「……更新、してないわよね」
「ですねえ」

「……普通に話してていいのかしら私達」
「まあ、縁が縁ですし。リンクしてますしー」

「……コリン。何か、変わったことある？」
「いえ、別に。遥さんは？」
「こないだ依頼に行ったくらいかしら。コネコと」

「……そろそろ、寝るかしら」
「はい。では私は帰りますね。おやすみなさい」

わかれのとき

二つ目の依頼も、モーラット関係だった。
たまたま目に付いたのが、その依頼だったのだ。別に深い意味は無い。
一度モーラットを使役し、一度目の依頼でその捕まえ方にも慣れている。それだけだ。

……あの子が一緒だったのは、誤算だったけれども。

初依頼（遥）

そういえば、初めて依頼を受けたわ。
最近出没が多いモーラットを捕まえる、簡単な依頼。
私みたいな駆け出しにはぴったりよね？モーラットなら、見慣れているし。

「きゅ？」
なんか、コレは例外の範疇な気がするわ。
（自室にいるモーラットをつまんでポイ）
「もきゅーん」

しかし、こんなに出番を貰えて良かったのかしら。ちょっと気が引けるわね……

「きゅー♪」　（わたあめを食べているモラ）

新年/クリスマス大作戦～モーラットの野望～（遥・理）

「え？新年は帰らないのかって？」

「休みは短いのよ。移動だけで半日かかるし、移動費もバカにならないわ」

「父さんもまた仕事でしょ？年末年始で家族揃ったのなんて、私が小さい頃一度あったくらいじゃない」

「ええ、そう。……あんまり、祝う気にもなれないし、ね」

ゆっくりと電話の「切」ボタンを押す。
年末にかかってきた、実家からの電話だった。

……何か、夏も同じような会話をした気がする。

昔話～陸船長と子猫～（理）

それは少し昔の話。

「ねえ、コネコ」
「ンー？どうしたハルカ」

カオナシ結社で、何をする事も無くだらだらとしりとりなんぞをして過ごしていた二人の、ちょっとした会話が始まりだった。