紙切れ一つで決まる運命（遥）

期末試験結果？

……ふうん。

波音は忘却の音（遥）

竜宮の戦いを終えて、数週間。

「……珊瑚の欠片？」
「もきゅ」
「どっから持ってきたのよ。こないだの竜宮？」

ぶんぶんと首（？）を振るモーラット。

「……まあ、いいわ。ここに付ければいいのね」
「もきゅー」

差し出された帽子の飾りに、珊瑚を括り付ける。
少し嬉しそうに、帽子を被り直すモーラット。

なんかイラっときたので蹴っておいた。

フランケンシュタインの花嫁（遥）

新ジョブ、ね。
まさか悪夢に囚われていた能力者とは、思わなかったわ。

潮騒の聞こえる場所（遥）

あれから数カ月。
遂に、二度目の大きな戦闘が……戦争が、行われる。

私は、初めてこの場所へやってきた。
兄の墓標。
鎌倉より程近い海岸に位置する、人気の無い岸壁に立てられた、石の墓標だ。

撃ち方、始め（遥）

……大分、遅れたが。
イグニッションカードが出来た。

水着大会の時と同じ、あの人の作品。